息が止まるほどに




この大きな青空の下を

自転車をゆっくりこぎながら走る。



まだ着なれない制服に、履きなれない靴。



くるくる巻きの髪をなびかせながら

緩やかな坂道を下って行く。



暖かな陽射しの中を、

これからの新しい生活を想像しながら

顔をほころばせて行く今日この頃。



風川 薫、16歳。




今日から新しい高校生活、始めます。