どうしよう…

「まぁ大丈夫だろ」

何も答えない私に
そう言って背中を叩いた

「翔太…、あんがと」


きっと
不器用な翔太なりに
言葉を選んだ結果
なんだと思う


それから
斗真にも

「俺が教えてやったとこ絶対間違えんなよ?」

って
上から目線で言われた

それにはさすがの私も

「当たり前じゃん」

って強気になってしまう…


なんか…
ドキドキが薄れた


お礼を言おうと思ったけど
もう斗真は
いなかった・・・