「えっ、お前ら・・・」

ヒロが私を見ながら指をさして言う

「シィー!」

私は右手の人差し指を立てて口元にやり「しぃー」とやって見せた。

「なんだよ、お前ら~」

ひかるのこんな笑顔久しぶり・・・。


「ひかる、彼女ってこと言ってねぇーのか?」

病院からの帰り道。やっぱり聞かれた。聞いた犯人は3人いる中のチャラチャラ男子ユウ
となりで「そうだよ~」と言ってくるのはヒロ「言った方がよかったと思う!」熱血男子タク。3人キャラ濃すぎだろ~

「言わない方がイイ。私の判断だよ」

道路を見るとあの日の血が今、靴の近くに来てるんじゃないかって怖くなって。今つらいのはひかるなのに・・・私強くならなきゃ!

「でも・・・」

タクが何か言いたそうだったけど阻止をした。

「私が悪いんだ。デートの日遅れたりしたから。だからそんな私がへらへらとひかるのそばに居ちゃダメだって思った。でも彼女だった事、」

ユウが3人用ベンチに座りみんなを手招きしだした。そんな様子もぼやけて見える。ぎゅうぎゅうに座り、私はまた今の気持ちを話しだした。

「彼女だった事を隠して友達からやり、やり直そう!って、そう思った。うぅ・・・・・彼女として友達として2つの立場で頑張ってきたの・・・・なのに、、、なのに今さら『彼女でした』なんて言えないじゃん!」

1人スカートを見つめすべてさらけ出した。