天使のi love you

朝の至福の紅茶を飲み終わり、私は服を着替え、手には
イチゴをもって家をでた。

私の好きないちご。

思い出してほしくて…。
「友達」で、よかった。でもどうしても、思い出してほしかった。

そんなの気持ちを知らないひかる。

彼女でいいのか。本当に彼女だったのか。
自分の中でそう思い出していた。

そんな不安な気持ちをかきけした、爆音。

ひかるの部屋からだった。

「ひかる?」

私が部屋のドアを開けると、パーンとなり何本かの
キラキラした、ものが私に向かって飛んできた。

「ちょっと!なにこれ!」

頭についたそれを病室に叩きつける。

「ハッピーバースデー!!ひかる♪」

今日、誕生日じゃない。私の誕生日は冬なのに。

「誕生日じゃ、、ない」