天使のi love you

「ひかるちゃん・・・・」

ひかるの横に居たひかるのお母さん。

「ひかるっ!ひかるは?」

ひかるのお母さんは鼻をすすりながら話してくれた

「ひかる頭痛が激しくて先生に・・・見、て貰ったの。そしたら、頭に小さな癌のもとになるのができてて、急きょ集中治療室に移動をしたのよ・・・」

「が・・・ん?」

あんなに元気そうだったのに?おかしいよ・・・。

「見守ってあげて?」

とだけ言うとお母さんは出て行ってしまった。日差しが部屋に入り込む。もうすぐ夏になる。気づけは過ぎていた春。

私は季節を忘れるほどひかると過ごしていた。刻まれる時。