「ちょっ、何で持ってんの!」

「お前がヒロたちと来た時おとして行った。」


ひかるは今まで見た事ない怖い目で私を見て写真をピラピラと揺らした。

「かえして、よっ」

私は力を振り絞ってひかるを押しのけ写真を撮る。いつも、持ち歩いてるアルバムをめくると一つ写真がない所がある。

そこはこのプールの写真・・・!?

「この写真はなんだ?いま見たらアルバムのなか俺とお前のツーショットばっかじゃねぇか」

ひかるとわたしは床に座り込んだ。

「だーかーら!友達って言ってんじゃん?変な勘違いやめてよねっ!」

ひかるが手に持っていたアルバムを奪って、アルバムの中にいれてバックにしまった。

「もう、帰るから。」

私は服を直して、髪の毛もてぐしで乱れていた髪の毛を戻した。

バタンッ

「思い出しちゃダメなんだって。」

私は病室を出て目の前のイスにすわり泣いていた。声を殺して。