「ねぇ・・・大丈夫?凄い痛そうだけど先生呼んでくるね!」

今日病室に行くとひかるが頭を押さえていた。私はひかるのそばに行き先生を呼びに行こうとすると、ひかるが私の手をつかんだ。その衝撃で後ろに倒れてしまった。

そしてひかるの腕の中に収まってしまった。なぬっ!?

「ちょ、ごめん!ひかる」

立ちあがろうとするとまた掴まれる。ひかるから注がれるまっすぐな瞳。

「なに??どうしたの?」

「素直に言えよ・・・?」

気づくと目の前にはひかるそして相変わらず白い天井。

「ちょっ!」

押しのけようとしても男。さすがに無理。病人でもダメなんだ・・・

「お前、俺との関係教えろ」

今までのあの笑顔とは違う怖いひかる。

「友・・・」

彼女だろ?私の事は気にせず言われた言葉。

「正直に言えよ・・・」

「先生!先生呼んでくるからっ」

「いい訳か?さすが女だ。女は言い訳が得意だもんなー」

「頭痛いんでしょ?」

「痛くねーよ!ちゃんと言えよ。この写真なんだ?」


そこには去年行ったプールの写真。それがどうしたっていうの?てか何で持ってんの?