奏歌side

「郁美?置いてくよ~?」

「あ、奏、待って!!」


雲ひとつない真っ青な空に見下ろされながら溜め息をつく

「??どしたの?あ、やっぱりウィッグ焼いたの怒ってる?」

「いや、怒ってないよ?でも今度からちゃんと回りを確認してから料理してよね。(ボソッただでさえ下手なんだから )」

「えっ!?何!?下手!?今そーいったよね!?」

だって、、、郁美ってば私の家で料理を始めたと思ったら傍にあった私のウィッグを燃やしやがった!

あんまり使わないけど私の正体を隠す為なら何重にだって罠をはる。

私の本当の髪の毛の色は銀に青メッシュ。
目の色は青。

髪の色や目の色は元から。

私の母親は薬物常用者。

五体満足で産まれたのは奇跡だった。

だけど髪の色と目は異常だった。

だから小学校の頃はよくいじめられた。

だから、だからそーゆう子供をつくらせないためにも強くなろうって決めた。


私は強く成れてるだろうか?