恭哉と別れおにぎりを食べながら
 変えると、家の前で

「翔ッ!!」

 と言う叫びに呼びとめられた。
 驚いて後ろを見ると、
 息を切らし汗を流した龍人がいた。

「-・・・ッ」

 突然見ると心臓に悪いカオしてるな・・

「・・・なに?」

「さっきは、ゴメン。
 変なこと・・・言って」

 なんか、イライラする。

「・・・それ、本心から思ってんの?
 冬かさっきお茶投げたあの人に
 ・・・・言われたんじゃないの?
 違う?」

「・・・」
 
 沈黙。
 こういう空気は嫌いだ。

「じゃ、俺明日の予習もあるので。
 失礼します」

「待て翔、おい・・・くそっ」

 肩を掴まれ180°回転そしてキス。

「・・・あの、俺、男だけど??」

 あ、ヤバい。私パニクってる。

「知ってるよ。
 俺ホモなっちまったんだろ。
 なんか、
 お前の顔が頭から離れねぇんだよ」

 なんか・・・すごく嬉しい・・・!!!

「返事はしません。
 あなたがホモになろうがなるまいが、
 俺には関係ないんで。
 ・・・寒いんで俺んち入りましょう」