~翔~

「おい翔、6時なった」

「ん~・・・」

 龍人は言った通り6時に起こしてくれた
 
「よっ!」

 勢いをつけて立ち上がるとふらっとして
 龍人に助けてもらった。

「ごめん」

「気にすんな。
 ・・・大丈夫なのか?」

「もうダイジョーブ。
 学校行きます」

「そうか。
 じゃぁ俺はリビングでまってる」

 そう言って階段を下りて行った。

「さて・・・」

 パジャマを脱いでYシャツを着た。
 ズボンを脱いで、はいて・・・・。
 学ランを持って一階へ。

「・・・女子の制服は着ないの?」

 龍人からのパンチが来た。

「男子高だし」

 着れるわけないよ。
 
 なんて、言葉の応酬をしていても仕方がない。

「弁当作るか」