-・・・。

 ひやり、と額に冷たさを感じた。
 なんかのってる・・・??

「・・・」

 目をかけると小さな青い電気が付いていた。

「目覚めたか?」

 そして龍人がいた。

「ん・・・・」

 思うように声が出ない。
 喉が乾燥して痛い。
 水がほしい。

「水・・・ちょう・・・だい・・・」

「ほら、こぼすなよ」

 頭痛に耐え体を起して座り、水を飲む。
 水を飲むと意識も少しすっきりした。

「なんで、家に・・・」

「おばさんが鍵を」

「母さん?なんで・・・龍人の家・・」

 龍人がさらりと答えた。

「赤外線やったから」

「・・・。
 あ、今、何時?」

「3時」

「午後」

「ばか、外真っ暗だろ。
 午前3時」

「はっ?!」

 あ、声でた。

「学校は・・・?」

「行ったし、今日も行くよ」

「そ・・・か・・・」

「あ、これ」

 龍人はかばんに手を突っ込みノートを引っ張り出した。

「・・・何これ」