「あー美味しかった。
 翔ってホントに料理得意なんだな」

「そりゃどうも」

「母さん寝るわー。おやすみ」

「おやすみー」 「おやすみなさい」

 龍人と・・・2人・・・。

「つば「寝る」」

「「・・・え?」」

 見事なハモリ。

「え?何?」

「いや、何でも、ない」

「嘘」

「嘘じゃねぇよ」

「・・・じゃぁ、何?」

 龍人は恭哉よりもでかく見える。
 18・・・・5・・・くらいか?
 そいつに近づく。

「じゃ、何?」

「何でも・・・・ない・・・・」

「・・・そ。
 じゃ、俺寝る。
 龍人も寝るっしょ?」

「うん。寝る」

 階段を上る。

「んじゃ、
 なんかあったら俺の部屋ノックして」

「了解」

 机に向かい明日の授業の予習をしながら
 ラジオを聴く。