それでも手加減する事なく。
「しゃあっ!」
龍太郎は壁際に追い詰められた拓斗目掛けて、中段回し蹴り!
鞭のように撓る龍太郎の蹴りが、棒立ちの拓斗に襲い掛かる!
当然、拓斗の目には龍太郎の蹴りは見えていない。
蹴りを放ったのは分かっている。
しかし、蹴りの軌道は全く理解できていなかった。
だから当てずっぽうで防御は出来ても、見切って回避する事はできない。
また、見えていないのだから防御が遅れて直撃も有り得る。
己の意思で、というよりは条件反射で。
拓斗は防御の姿勢をとり。
「しゃあっ!」
龍太郎は壁際に追い詰められた拓斗目掛けて、中段回し蹴り!
鞭のように撓る龍太郎の蹴りが、棒立ちの拓斗に襲い掛かる!
当然、拓斗の目には龍太郎の蹴りは見えていない。
蹴りを放ったのは分かっている。
しかし、蹴りの軌道は全く理解できていなかった。
だから当てずっぽうで防御は出来ても、見切って回避する事はできない。
また、見えていないのだから防御が遅れて直撃も有り得る。
己の意思で、というよりは条件反射で。
拓斗は防御の姿勢をとり。


