「む、むぅ…」

低く唸る翡翠。

何かもう汗が尋常ではない。

小刻みに震える大柄な体。

苦渋の決断の末。

「ど…」

翡翠は声を絞り出す。

「どうかそれだけは…」

うわ、謝っちゃったよ翡翠先生。

強ぇな牛。

「牛ってゆーな理事長!」