天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ

そんなバイオリン妹を庇うように。

「先生!」

七星が前に出た。

「授業に遅れたのは私達が悪いですけど、何も泣かす事はないんじゃないですかっ?」

「む?」

目の前に現れた、金髪碧眼の女子生徒を一瞥する翡翠。

学園内では嫁馬鹿であると同時に、下手に近づけば斬殺されると恐れられる翡翠。

そんな彼に真っ向から意見を述べるとは、何とも命知らずな女子だ。

それに。

「…………」

じっと見る見る、ワールドクラスの乳。

デカイ、大きい、ビッグビッガービッゲスト(三段活用)。

総合的なスタイルは自分の嫁に劣るものの、これはこれでなかなかのものではないか。

(まぁ、こはくには勝てぬがな)

翡翠、さりげなく嫁自慢。