それにしても。
カルメも男子である。
女の子がショボンとしていたら、そりゃあ気になる。
「…………」
無言でクールに通り過ぎようとするものの、金髪は正直。
『どしたの?何かあったの?困ってるなら話して話して?』
人懐っこい仔犬の尻尾のように、金髪が揺れる。
無口で言葉を発しない小夜並みに、口ほどに物を言う金髪。
『あ…だ、大丈夫…ありがとね…心配してくれて』
声には出さないものの、表情で感謝の意を述べる小夜。
「ちっ、違ぇよ!何で俺が見ず知らずのアンタなんか心配しなきゃなんねぇんだ!」
金髪とは裏腹の発言をするカルメ。
カルメも男子である。
女の子がショボンとしていたら、そりゃあ気になる。
「…………」
無言でクールに通り過ぎようとするものの、金髪は正直。
『どしたの?何かあったの?困ってるなら話して話して?』
人懐っこい仔犬の尻尾のように、金髪が揺れる。
無口で言葉を発しない小夜並みに、口ほどに物を言う金髪。
『あ…だ、大丈夫…ありがとね…心配してくれて』
声には出さないものの、表情で感謝の意を述べる小夜。
「ちっ、違ぇよ!何で俺が見ず知らずのアンタなんか心配しなきゃなんねぇんだ!」
金髪とは裏腹の発言をするカルメ。


