掴まれてアスファルトの上で散々投げられ、投げられ、投げつけられ、もうグッタリしている所を峰打ちで打たれ、打たれ、打たれまくり、いやもう勘弁して下さい俺が何したのまず説明してからボコろうよという言い分も無視されて地面にねじ伏せられて肩の関節を極められた状態のまま斬首刑寸前にまで追い込まれた所で、ようやく騒ぎに気付いた天音が仲裁に入り、龍太郎は雅代と小夜コンビの処刑から生還した。

「……」

顔中青痣だらけ、肩の関節がまだ痛い。