「え…でも…」

恐縮するアリスカ。

「生徒の私が、副理事に愚痴をこぼすなんて…」

「子供が遠慮なんてするもんじゃないやね」

ケタケタと笑う鳳。

「生徒の悩みを聞いてやるのも副理事の仕事なんだから。ほら、何でも言ってみな?」

「だ…だったら…」

オズオズとアリスカは切り出す。