天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ

「「!!!!」」

給水タンクの真下にスライディングしてきた相手と、給水タンクの真下に突っ込んできた相手を見下ろすアリスカ。

互いの銃口は、相手の心臓へと向けられていた。

「っっっっ…」

緊張に、アリスカの頬を伝う汗。

相手もしばしの間、険しい表情をしていたが。

「……やるねぇ、アリスカ。流石エージェントは違うやね」

そう言ってニッと笑った。