既に生徒達が下校して、すっかり人気のなくなった校舎。

その屋上。

「……」

アリスカ・テフレチェンコは、愛銃ドラグノフを携えて佇んでいる。

静かに目を閉じ、そよぐ風に蒼く美しい髪を靡かせる。

その宝石のような瞳が開かれた瞬間。

「っ!」

彼女は素早くドラグノフを構えた!