一応言ってはみたものの、このお面少女がおぶさったら最後、飽きるまで下りる事はない。

男子はその煩悩と柔らかな感触に身悶えしながら、一歩一歩試練の道を歩む他ないのである。

「……」

しかしそこら辺は我らが龍太郎一味の良心・小岩井。

小娘の乳程度で狼狽するなんて事はない。

へヴンを押し付けられても動揺の一つも見せず、黙々と歩…。

「っ」

あっ、今蹴躓いたよね?