「それにしても…」

食事を終え、食後のココアを飲みながら呟く雛菊。

「ラブリーピンクって一体何者なんだろうねぇ…チャンスがあったら、私もホントに『ラブリーブラック』とかやらせてもらいたいなぁ…」

撫子の心労も知らないで、勝手な事をのたまう。

精神的苦痛と動悸で、撫子はすっかり疲れ果てていたが。