能天気で何も考えていないと思っていたら、ナチュラルに撫子を追い詰めていく雛菊。

丹下の血筋はこれだから恐ろしい。

(気付いてるのっ?ねぇ気付いてるのっ?お願いだから生殺しはやめてえぇ!)

いっその事、自白した方が楽になるのではないかとさえ思う撫子。

そんな彼女の気も知らず。

「…ラブリーピンクってタダ働きなのかなぁ?正義のヒロインだもの、無償で戦う魔法少女なんだよね?」

屈託なく笑う雛菊。

(時給119円で安いって文句言ってますっ!ごめんなさぁあぁあぁあいっ!)

もう土下座したくなる撫子である。