ラブリーピンクの正体を知っていながら、知らないふりをして揺さぶりをかけているだけなのではないか。

気が気でない撫子は、すっかり食欲が失せてしまっている。

「どしたの撫子ちん?食べて食べて」

「う、うん…」

雛菊に勧められるものの、動悸が激しくて食事が喉を通らない。

「そういえばラブリーピンクも一杯食べるのかな?必殺技でエネルギー使いそうだから一杯食べそうだよねぇ」

(何これ誘導尋問っっっっ?)