「まあ…人気があるのは君達のせいではないのだが…少し不安でな。山崎さん、周りの様子はどうかな?」

「えっ、あっ普通です。」


急に話を振られたので上手く返せない。周りの様子…
いつもとあまり変わらないけど、イジメられている事は言わなくていっか。


「そうか、それはよかった。城之内さんには昔から世話になっているからね、その日頃の恩をこの出来事で返せたら良い、と私は思っている。」


理事長先生と城之内社長が昔からの知り合い…それは意外だ。
と、ここで予鈴が。


「じゃあ教室に戻りなさい。鈴村くん、中里くん、山崎さんを頼んだよ。」

「御意。」
「了解です!」


理事長室を出ようとした私の腕を理事長先生が掴む。それに気付いた鈴村さんは理事長先生の顔を見ると、一礼して出て行った。


「山崎さん、君のことは城之内さんから聞いているよ。」

「私のこと…ですか。」


愛子さんと間違えられ、暗殺者に狙われている…ことだよね?