愛子さんが反論する。


「駄目だ。昨日空さんの部屋でレッスンさぼったんだろう?昨日の分は今日に回したから2時間きっちりレッスンを受けてもらう。」

「やーよ!それよりどうして私が空ちゃんのお部屋にいた事、知ってるのよ。まさか空ちゃんのストーカー?」


それは私も思ったけど、愛子さん…父親に向かってストーカーだなんて…。
反抗期?
他のみんなは慣れているのか整然と聞いている。


「…昨夜、秘密の入り口に愛子とルナが入って行くのが見えた。レッスンさぼる時もそうしたんだろう?」

「いいえ。昨日は正面から入りましたー。」


秘密の入口?もしかしたら私の部屋には出入口がもう一つ付いているのかも…?帰ったら探してみよう。


「広田くん達はいつも通り頼むよ。」

「了解です。」
「はい、わかりました。」

「ルナは保育園へ。カトレアは家の事を頼む。」

「はーい」

「はい。あなた、お仕事頑張って。」

「ああ。」


城之内社長とカトレアさんはすごく仲が良いみたい。
二人共笑顔で話している。
私のお父さんとお母さんは…と、ついつい考えてしまう。