「……まだ…何も知らないのね…。」

「え……?」


涼子先生が私を見つめながら口を開く。


「…優、晶。空ちゃんに説明してあげて。」

「はい。」
「あいよー。」


優、晶と呼ばれた黒髪・長身の男の人と茶髪・タレ目の男の人は広田先生との話をやめると、私に近づいてきた。


「俺の名は鈴村優だ。」


黒髪・長身の男の人が私に名刺を渡しながら言う。
同じ年とは思えない整った顔立ち。芸能事務所に入っててもおかしくはないくらい。


「俺は、晶!中里晶ね!よろしくっ」


茶髪・タレ目の男の人はニコニコしながら私に名刺を渡す。
この人もすごく顔が整っている。…きっと私と同じクラスになったら大変なことになるだろう…。