「――だな…―」

「――…ぁ…けど」


…誰?何か聞こえる…。けど所々で上手く聞こえない……。
目を開けたい。けれどまぶたが重い。体も重い……。


「…ぁ……――」

「まぁ…―……」


あ、そういえばこの声知ってる…。
二度も私を助けてくれた……


「おきた?」

「…………」


重いまぶたをゆっくり開けると視界に飛び込んできたのは、小さな女の子。
髪の毛は金色に光っていてすごく長い。その長い髪を上の方で二つ結びにしている。顔立ちは外国人。

そのまるでお人形さんのような容姿の女の子と私の顔の距離、たぶん10㎝以下。そして私の体の上に乗って私を覗き込んでいる。

…通りで体が重い訳ね…。