そもそもアナタ達にバレていたら、暗殺じゃないじゃない。
一体、どうなっているのよ…。

すると丁度良いタイミングで予鈴が。
気掛かりだけど私は「それでは次の授業があるので。」と一言残し、ボールを拾って教室に向かった。
後ろから「本当だからな。お前は暗殺者に狙われている。」「そうだよー!だから気をつけてね!!」という声が聞こえた。




次の授業は数学。
「えー…このxに先程求めたyを代入しー…」
おじいさん先生の眠気を誘う声。


「……………」


周りのみんなは眠そうだけど、私は全く眠くはない。
むしろ目が冴えている。
私はさっきの事を必死に考えていた。

もし、あの男二人の言っている事が本当なら、さっき私を襲った仮面を付けた誰かが暗殺者…?
だとしてもどうして?何の為に?
私の家は特別お金持ちというわけではない。むしろ逆だ。
私を暗殺したところで相手には金銭的利益は出ないはず。
じゃあ目的は、何?
学校でリスクを背負ってまで私を襲った価値はあるの…?


謎の男三人は一瞬で私の心の中に影を作った―…