ホームルームが終わると、私と、紫帆が先生に呼び出された。

「君たちに、頼みがある」

はあ・・・。またか・・・。

「お願いだ。今度の・・・ってか、あと二日後なんだが、ミスコンに出てくれないか?」

「ミ・・・」

「ミスコン!!?」

私よりも先に声を出した紫帆。

そりゃあ誰だって、驚くよ・・・。

「君たちは、入学式で挨拶をしてるから、比較的有利なんだ」

「え・・・でも・・・」

「大丈夫、君たちはかわいいから♪。

それに、ミスコンに出れば、男からモテまくりだぞ!」

「やろうよ♪亜藺~」

「え~」

「いいじゃん♪出るだけでしょ?」

「うぅん・・・」