「お前、俺に口答えすんの?今日から誰かさんのために働くのに…」 「わ、分かったよ!!」 ニッと勝ち誇ったような笑みをうかべる。 「あ、忘れてた」 何を? 「…おはよ、莉乃」 「お、おおおはよ!!」 「フッ、何どもってんだよ」 いや、あんな優しい顔でおはよって言われたら動揺するよ!! それにしても、ちらっと見えた浪倉君…じゃなくて、…蒼空の目を見てドキッってしたのはなんなんだろ。