「あれ?」 浪倉君? そっと近づいてみる。 やっぱり浪倉君だ…。 どうして寝てんの? もう帰ったのかと思ってた。 …それにしても、髪で顔見えないな。 普段も前髪長すぎて顔見えないし。 「…ちょっとだけ。」 浪倉君の前髪を耳にかけてみる。 「………………。」