春の記憶

この日、また四人で遊ぶことになった。
葵はずっと空と仲良くしてる。

「なぁ、あずさ。葵からちょっと
 聞いたんやけどさ、
 あの話、きいいてもええ?」

亮が私に尋ねる。

「私…大好きな人がいたの。
 付き合ったんだけど、私のせいで
 すれ違いが多くなって別れた。
 でも、ずっと流依の事が大好きで。
 気持ちを伝えたくて、流依も途中まで
 迎えに来てくれるって。
 でもっ…」

私は涙を流してた。

亮は私を抱きしめた。

「ごめん、ごめんな」

なんで、亮が謝ってるの…。



流依。
今どこにいるの?
ごめんって言いながら笑って
私のところに来てよ。