春の記憶

「あずー。
 帰るぞ!」

流依が教室の前で
私を待ってる。

「んー…」

私は宿題とかワークとか
とにかく自分の勉強に
必死。
今日は、終わらせちゃいたいな。

「やっぱ、先に帰っててー」

結局、私は流依を15分も
待たせておいて先に
帰ってもらった。


「終わったー!!」

教室の時計をみたら7時すぎ。
先に、帰ってもらってて
良かった。
こんなに遅くなるなんて。

でも、まだまだ勉強しないと
推薦は普通の受験よりも
早くに、入試があるから
その分、皆よりも頑張らないと。


単語を覚えながら家に
着いて、机に向かう。

ウ゛ーウ゛ー

机に向かったときに携帯が鳴った。
せっかくやる気、出てたのに…。

「もしもしー?」
『あ、俺だけど、終わった?』

かけてきたのは流依。
心配してくれてるの?
応援してくれてるの?

「あー…終わったよ。」
『そっか。お疲れ。
 今度の日曜さ、息抜きに…』

流依が息抜きと言ったときに
遊ぼうといわれると分かった。

「ごめん!勉強するから。
 じゃーね。」

私はそう言って携帯の電源を
きった。

息抜きって何?
私は、流依よりも入試が早いし
頑張らないといけいないの
流依も分かってるよね?