流依の言葉を受けて
私は3年生になった。

クラスは流依と雄大とは
離れてしまったけど
梨乃とは一緒で
毎日、勉強と部活の繰り返し。

時々するデートは
自然と肌を重ねることが
多くなった。
離れたくないと言うかのように。

「ぁんっ…」
「いれてい?」

そう言って敏感なところに
触れて。キスをして。

「ぃたっ…っっぁん」

それでも優しく触れる流依の
手はすごく温かくて。
このぬくもりを感じられなくなる日々が
くるんだと思うと
離れたくないとしか思えなかった。

でも、そう思うたびに
流依の『頑張れ。』
という言葉が聞こえてきて。
また勉強の日々がつづく。