春の記憶

学校帰りにそのまま
流依の家に行った。

「おじゃましまーす…。」

私はそう言ったけど
家の中から返事は
聞こえなかった。

「親、まだ帰ってねーよ。」

流依の家は共働きで
二人とも毎日、帰りが
遅いみたい。


流依の部屋

部屋に入ると私と流依は
引き付けあうように
キスをした。

「んっ…」

そのまま流依は私をベッドに
倒して下着に手をつけた。

「ぁっ…んっ」

流依が触れる所が熱くなる。
触れられた後もまだ感触が
残って熱い。

甘い時間。
私の甘い声と、流依の激しい息遣い
だけが部屋に響いた。

こんなに近くにいて
こんなに触れられて
キスをして…。
それでも、私の気持ちが
好きという気持ちが
愛しているという気持ちが
おさまる事なんてなかった。
それどころか、どんどん加速する気持ち。

こんなにも近くにいるのに
愛おしい。
こんなにも触れているのに
愛おしい。

ねぇ、こんなんじゃ
私、流依と
離れられない。

愛しすぎているから。