そして、この清水学園高等部は少し変わっている。
ここだけ芸能科と言う物があるのだ。
俳優クラス、ミージシャンクラス、アイドルクラス、声優クラスとある。
一クラス、30人弱。
希望者は多いが芸能科だけはオーディションで行われてる。
200人を越える中、選ばれるのは数少ない。
高等部の校長、菱木校長はある事務所の社長。
校長が自分に欲しいと思った人だけが選ばれる。
クラスに人がいなくても校長がいらないと言えばそのクラスは0人でも構わない。
そんな運任せなオーディションらしい。
「美月さん、車の準備が整いました」
「……はい」
今日は入学式。
父の秘書、柴田が椅子に座って朝食を食べ終えた私に声をかけた。
常に無表情な柴田。
父が今の地位に着いた頃に柴田が秘書になった。
