「ただいま」
「みーつきっ♪」
私の声にスーツ姿の見た目30代に見える父が出て来た。
お父さんは、はっきりと言っておちゃらけていて掴みどころがない。
でも仕事は仕事で頭がとてもキレていて、仕事は完璧らしい。
ルンルンに出て来るお父さん。
私はこの笑みが、あまり好きじゃない。
「予定の時間より遅かったな」
「あ…うん…。」
柴田はお父さんに寄り道の事は言ってない。
なら、適当に嘘をつけば大丈夫だ。
「学校の校舎を見てたの……」
「へー。綺麗な校舎だもんね。
お父さん、てっきり今日できた友達とゲーセン行ってると思ったよ」
「!!」
す、鋭い。
