まぁ、あめちゃんが読んでたと思わなかったけど…これなら大丈夫。
お父さんも、きっと満足するかな。
「到着しました」
柴田の声で車が駐車場に止まり、車から降りる。
柴田も車から降りて、車の鍵をかける。
「あれ?会社に戻らないの?」
「はい。今日は専務が家にいたいと我が儘を言いまして」
そうか。
即ち、私から学校の事を聞きたいのか。
それと、余計な事をしないように釘をさすつもりだ。
そんな事しなくても、私はしないよ。
安心してよお父さん。
私は、お父さんの"人形"であり続けるから。
柴田が玄関の扉を開けてくれて、家に入る。
靴を見ると、確かにお父さんの靴があった。
