最後にプリクラを撮って、とても女子高生ライフを感じた。
ゲームセンターを出ると一台の高級車が目の前に止まっていた。
「なんや。高そうな車やな」
「桃!あんまりジロジロみちゃだめだよ」
中を覗こうとするあめちゃんを祥子ちゃんが止める。
すると中から人が出て来た。
「柴田!!」
私はびっくりしたのと同時に顔を青くした。
柴田は迎えに来ると言っていた。
遅くなるようなら連絡すると、私は言った。
完全に忘れていた。
連絡するのを。
「美月さん。寄り道とはいけませんね」
「ご、ごめんなさい」
あぁ…。二人の前で情けない。
場所がわかったのは、GPSのおかげだろうね。
「美月、知り合いなん?」
「お父さんの秘書」
「秘書!?」
祥子ちゃんが驚いたように車と柴田を見る。
「寄り道をするなら、まず私に連絡をしてください」
淡々と言えば柴田は私の腕を掴む。
