「本当ならあのままあなたは死んでいた。でも、俺は自分の地位と魔法を引き換えにあなたの命を救った。」
「本当...?」
ベジが私を助けてくれたの?
ベジは楽しそうに笑った。
「ええ。奏様はあなたとの先ほどの出来事を夢だと思って今生きています。」
「奏が?...生きてるの?」
そうなの?
私、奏を救えたの?
「きっともうすぐ帰ってきますよ。」
「どういう?」
ベジは言った。
「あなたと奏様の家ですから。ここは奏様がお金をためてあなたの大学祝いに買った家です。あなたが自分を救ってくれたから。」
「そ...うなの。」
私は、長い夢を見ていた気がする。



