「天使はあんまり姿は現さない。あなたと話していることさえ奇跡ですよ。」
少し、寂しげに微笑んだ。
その瞳は嘘をついているようには思えない。
「ベジ...。いつもありがとね。」
ベジの腕に包まれていて温かい。
ベジは顔をふっと緩めると私を地面に降ろした。
「そんなことを言うためにここまで上ったんですか?」
「...。」
何も言わない私にふっと笑みをこぼしてベジは消えるように言った。
「馬鹿ですねあなたは。」
おでこに軽くキスをするとまた消えた。
それがべじなりのSweet nothingsだったのかもしれない。



