でも、私は落ちなかった。
「まったく、危なっかしいですね。あなたは。」
「ベジ?」
私は落ちる寸前のところでベジに抱きかかえられていた。
綺麗に整った顔で私を見つめたベジは少し不機嫌そう。
金髪の長い髪は夏の日差しで少しきらきらしていた。
「死ぬつもりですか?」
また、毒舌だ...。
「違うわよ。ただ、ベジがそこにいるような気がしたから。」
私が?とベジは聞き返すとふっと笑った。
「私のことは気にしないでください。天使ですから。」
「は?...天使?」
ちょっと、夢見すぎじゃありませんか?
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