奏SIDE


ステージから降りてきた俺たち。



梓は本当に頑張ったと思う。



もともと出るの嫌がってたしな。



「奏、緊張した...っ。」


「ああ。頑張ったな。」



梓の頭をポンポンと撫でた。



今日の梓は白いウエディング姿。



いつか俺のために着ていて欲しいから...。



「梓、Like...Fool。」


「Fool!?ちょっと...なんでよ!」


隣で色々な表情に変わる。



Like...Foolの意味...。


好きだ...バカ。