そして、今日私も奏のもとに行く。 18年間の生活を絶つ。 ビルの屋上に出た私...。 フェンスに足をかけて落ちようとしている。 「今、行くからね。奏。」 そのときだった。 「やめなさい。あなたはもう一度やり直せる。」 誰かの声がする。 でも姿は見えない。