【完】また君を愛してしまうから




でも嬉しい。



こんな可愛い子より可愛いっていってもらえて...。



「奏様...。梓先輩は可愛いですもんね。」


「花?それはないけどね...。」



花に言われると一番戸惑う。



だって奏のファンクラブの中で一番可愛くて一番積極的。



「梓は俺の彼女だから当然だけどな。」


「もう、奏まで...。」



朝から可愛いといわれて不思議な気分の私。



「あ、花ここですからバイバイです。梓先輩、奏様。」



花は笑って手を振ってクラスへ入っていった。



奏のファンクラブでは私のことを嫌う人もいたっけ...。


でも花は私のことも好きでいてくれる。


妹みたいな存在。