長い金髪の王子様のようなベジ。




ベジは何のために私をこの世界に連れ戻したんだろう。




そして、なんで消えてしまったんだろう。



「って、私。非科学的だわ。」



私の手の中で輝いたネックレス。



「梓、帰ってるの?」



お母さんの声が聞こえた。


「お帰りーお母さん。」



とりあえず、ネックレスを付けてみるか。




ベジは良く分からない謎な人だけど、信じてみたいと思った。