【完】また君を愛してしまうから



「ねえ、べズ。あれ、バジ?ボズだっけ?ま、いいや。私に出来るか不安なんだけど..。」



だって、私と喧嘩しなくても奏は死ぬかもしれないし...。



「コホンッ。私はベジです。出来るか不安だったら今さら戻りますか?戻ってもきっとビルから落ちる途中ですけど。」



はぁー!?



「落ちる途中って怖すぎる!!」



「でしたら、頑張ってみてはいかがですか。」



ベジはリビングのいすに座った。


カチャンと音がして何かを取り出した。



きらきら光っていて良く見えないけど...。



「梓、こっちへ。」


「は、い。」



言われるままにベジに近づいた。