梓SIDE


奏が死んでから1週間が経つ。



結婚を目の前にしてしたけんか。



その内容はとってもくだらない。




でも、そのけんかは発展して奏の家を飛び出した私。




そして、ぼーっとしているところにトラックが走ってきた。




私はもう逃げることもせずただ立ったままだった。




突然聞こえた声。


「梓!」



そして、背中にドンという衝撃。