「今でも俺のこと好き?」

「・・・当たり前!」

そういって彼女は
そっぽを向いた・・・。

彼女の顔は真っ赤で・・・


「亜季音?」

「もう!な・・・」


彼女がこっちを向いた瞬間
俺は彼女にキスをした。


唇を離して亜季音を見ると
目を見開いて驚いていた。


「俺、亜季音が好きだ」

気持ちを抑えきれなくて
俺は彼女を抱きしめた。


「ほ、ほんまに?」

「うん」

「冗談抜きで?」

「うん」

「ホンマのホンマに?」

「そんなに俺が信用できない?」

「うん」

彼女は笑った。

「気づいたら
 いつも亜季音がそばにいてくれた。
 これからも俺のそばにいてくんない?」

「お願いなんかしなくても
 最初っからそのつもりやし」


そういってほほ笑む彼女に

俺はもう一度キスをした。



彼女の唇はとても
あったかくて俺は夢中でキスをした。




≪悠馬side ~end~≫